ある日 σ(・・*)ぼくの家のチャイムがなった
「はいはいはいはい」って言いながら 玄関で
「あら 唯ちゃん Takaなら二階にいるわよ」っていう声が聞こえてきた
お姉ちゃんのトントントンっていう 階段を上がる音が聞こえてきた
生まれてからずっとの付き合い
お姉ちゃんの階段上がってくる足音聞くと
お姉ちゃんの気分わかることあるんだよね ^^;
きょうは・・・
怒ってる
お姉ちゃんが怒ってる っていうだけで 背中に嫌な汗が流れるのはなぜだろう ^^;
σ(・・*)ぼくの部屋のドアが開いた
「ああ
お姉ちゃんお帰り 学校にしちゃ帰ってくるの遅かったね」って先手をとって声をかけた
「うん ちょっとね」
って やっぱり ちょっと怒ってる
お姉ちゃん怒らすようなこと 何かしたっていう記憶がないんだけど ^^;
こういうときは うかつにこちらからべらべらしゃべらない方がいいことが多かったと
お姉ちゃんとの長年の付き合いから得た教訓が、σ(・・*)ぼくに教える^^;
「あのさぁ・・・」から お姉ちゃんの話が始まった
「あのさぁ 例の圭と付き合っていた さとし先輩。
彼から 学校帰りに会いたいっていうんで、会ったのよ」
(〃´o`)=3 フゥ σ(・・*)ぼくの話じゃないみたい ^^;
「もう、σ(・・*)ぼく あの人とはかかわり持ちたくないよ ^^;」
「いやぁ わたしも同じぃ あの人とはかかわり持ちたくないんだけど
どうしても 圭のことで、親友のわたしに話し聞いてほしいっていうから」
「うん で お姉ちゃん 会ってきたんだ」
「うん」
「で 何だって?」ってお姉ちゃんに聞いたら
「それがさぁ また 圭とより戻したいから わたしに、圭との間とりもってほしいっていうのよ」
って 怒ったような顔して お姉ちゃんが言った
「そんなん 自分でやれよ なんでお姉ちゃんにいうんだ?」
「そうでしょ~ わたしだってそう思うのよ
仲なおりしたいのなら 自分で言わなくちゃ 人からのつてで そんなこと言われたら
わたしなら 嫌だなぁ
でも あの人 こういう経験ないみたい」って、本当にいやだぁっていう顔して言った
「ね~ σ(・・*)ぼくたちなんか 喧嘩みたいなことしても、いつも自力で、ふたりだけで解決してきたよね
そりゃ 仲なおりのきっかけってつかみにくくて どうしようって迷うことあるけど でも、それは自分で乗り越えないとね」
「そそ それが、人と人との付き合いでしょ そうやって、雨降って地かたまる、じゃないけど、前より仲良くなったりするんだもんね Takaちゃんとも、そうやってずっとやってきたんだもんね」
「うん、そうだと思う みっともないけど、泣いて謝ったりしてね ^^;」
「だから わたし さとし先輩に、もし圭が望むのなら、二人で話し合う場所ならつくるから
二人で話し合ってほしいって そういったのよ
でも Takaちゃんが言ったような 『みっともない』ことができないんだって
だから わたしに圭となんとか話をつけてほしいって」
なんか σ(・・*)ぼくは心底あきれけぇった
「お姉ちゃんに仲とりもってもらって、圭ねぇちゃんだって 喜ぶわけないっしょ><」
「わたしもそう思う
だから 仲とりもつことできないから、仲なおりは、ご自分でされたらどうですかって言ったのよ
そしたら 怒っちゃって これだけ ぼくがみっともなく頭下げてるのに断るのかって」