さてあの飲み会のあと
なんとか その日のうちに
お姉ちゃんに機嫌なおしてもらって
その後は いつもどおりの 仲良し姉弟にもどってたんだけど
困ったのは
美沙さんから 毎日のように デートのお誘いメールがはいるようになってたんだよね
最初は 都合がわるいとか 用事があるとか 断ってたんだけど
そのうち
「やっぱり 唯さんにもう一度、Takaさんとのデートのお許しいただいた方がいいのかしら」
なんていってきたから ^^;
今週の土曜日 デートする約束しちゃったんだよね
なんていうか 別に
お姉ちゃんに連絡する必要ないし
下手にいって 機嫌悪くされても困るし
って 何でσ(・・*)ぼくのデートで
お姉ちゃんのご機嫌伺いしなくちゃいけないのか
理由わからんし 黙って会っちゃおうと思ったわけ
当日の朝 また メールがきて
「きょうの午前10時に ○○駅で待ち合わせしましょう
わたし料理得意なんで、わたしのアパートで食事してね
P.S 唯さんには、やっぱりはっきりもう一度連絡しておいた方がいいと思ったんで
Takaさんとデートするって、メール入れておきました」なんて書いてある
(/||| ̄▽)/ゲッ!!!
また 余計なことを><
こりゃ、早く、もうでかけちゃおう って思って 着替えしてたら
家のチャイムが ピンポンってなるのが聞こえた ^^;
玄関のところで お袋と
お姉ちゃんの声が聞こえてきて
「あら 唯ちゃん おはよう」
「おばさん おはようございます Takaちゃんいます?」
「ああ Taka? 2階の自分の部屋にいるはずだけど」
「おじゃまします」
なああんていう会話が ^^;
とんとんとんとんって 階段駆け上がる音がきこえてきて
σ(・・*)ぼくの部屋のドアが 開いた
「ふうううん きょう 美沙とデートなんだ
なあんか おめかししちゃってるじゃない?」 なんて言ってきた
「うん
いや おめかしだなんて いつもと同じ格好だし」
「ここのところ なんか Takaちゃんの様子変だとおもってたら
お姉ちゃんに黙って、こんな約束してたんだ よかったわねぇ 美沙かわいいし」
「
お姉ちゃんに黙ってって
別に 悪いことしてるわけじゃないし
それに お姉ちゃんだって この前の飲み会の時 美沙さんが、σ(・・*)ぼくとデートするの
ゆるしてくれますか っていったときに 別にTakaちゃんは、彼でもなんでもない 幼なじみの
弟みたいなもんだから 好きにしていいって言ってたじゃん」
「そうよねぇ
わたしには 関係ないわよねぇ Takaちゃんが誰と付き合おうと デートしようと
こんなことなら
わたしも 男の子にたくさん告白されてきて ことわるんじゃなかったわ
あ~あ ひとりぐらいつきあっておけばよかった」
なんか さすがに その言い方にかちんときて
「別に σ(・・*)ぼくが お姉ちゃんがだれかと付き合うのやめてってお願いしてきたわけじゃないじゃん
お姉ちゃんが 勝手に断ってきたんだろ
そんなの σ(・・*)ぼくのせいみたいにいわないでよ
お姉ちゃんが、だれとつきあおうと σ(・・*)ぼくにも関係ないよ」
って言ったら
お姉ちゃん いきなり
「Takaちゃんの 馬鹿」っていうなり
σ(・・*)ぼくの左のほっぺた ぴっしゃ~んって 平手でたたいた
腰の入ったいいフォームで 右フック気味の平手打ちが σ(・・*)ぼくの
あごをきれいにとらえた お姉ちゃん ぱーで叩いたからまだこの程度で済んだけど ぐーでなぐられたら
完全にノックアウトだったと思う ^^;
思わず そんな いい平手打ちくらったんで バランス崩して 本棚にぶつかって倒れた
数冊のマンガ本が σ(・・*)ぼくの頭の上から 降ってきた
「もう しらない」って お姉ちゃん ドアをバタンとしめて 部屋から出て行っちゃった
「なんでぇ~」って言いながら マンガ本を本棚にもどして
あ~あ 久しぶりに やっちった
お姉ちゃんと 喧嘩したのは 二人とも小学生のときが最後だったかな
ほとんど 喧嘩なんてしたことないのに
なんて思っていたら
お袋がきて
「どうしたの? 喧嘩したの? 唯ちゃん泣いてたわよ
めずらしいわねぇ」なんて言ってきた
着替えの続きしながら
「きょう ちょっと出かける」いって言った
「唯ちゃんほっといていいの? あのままで」っていうから
「しらないよ お姉ちゃんなんか
とにかく 行ってきます」っていって 出かけた
お姉ちゃんの部屋の前 通りかかったら
ぴしゃんって 窓が閉まる音が聞こえたと思ったら 続いて がしゃってカーテンを閉める音がきこえた
「なんで~ 感じわりぃの」って 余計に腹がった